
最近の船舶はその用途によって形状が特殊化し、小型船舶ではFRP製のものが多くなり、大型船でも軽量化が進んできています。その結果、防舷材に対しても、安全な接岸を確保するために舷側との接触面圧を小さくしたいとの要求が出てきました。
ベータ型防舷材は受衝板を使用しない直接接触型の防舷材で、これまで実績のあるラムダ型防舷材をベースとして、低面圧型として開発したものです。
ベータ型防舷材の特長
25%もエネルギー吸収性能を向上
一定の反力レベルでベータ型防舷材を従来の同一サイズのV型防舷材と比較すると、エネルギー吸収性能は25%も高くなっています。
防舷材のE/R比(エネルギー吸収量/反力比)を比較すると、従来のV型防舷材の0.33に対して、ベータ型防舷材は0.42となっています。一定のエネルギーを吸収するのにベータ型防舷材の方が反力が低く、長さも短いもので済むので経済的です。
低い面圧
ベータ型防舷材は従来のV型やラムダ型と比較すると面圧が約45%も低く、船舶の接岸がより安全に行えます。
単純な形状と安定した性能
ラムダ型防舷材と同様、ベータ型防舷材は有限要素法(FEM)を用いて最も単純な形を追求しながら開発したものです。また、防舷材は圧縮変形の際、受衝面が一定に保たれるため常に面圧を含めて安定した性能を示します。この安定した性能は、船舶の種類や補強構造の違いにあまり影響されません。
容易な取付工事とメンテナンスフリー
断面形状が開脚型であり、ボルト穴が長穴となっているため、取付工事は容易です。また、チェーンなどの付属品を必要としないので、やっかいな維持作業は不要です。
豊富な標準サイズ
ベータ型防舷材は下記のように豊富な標準サイズを取り揃えています。標準外の長さのものも、ご要望により製造することができます。
| サイズ | 高さ(mm) | 長さ(m) | 備考 |
| BETA-250H | 250 | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 | 蓋付製造可能 |
| BETA-300H | 300 | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 | 蓋付製造可能 |
| BETA-400H | 400 | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 | 蓋付製造可能 |
| BETA-500H | 500 | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 | |
| BETA-600H | 600 | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 | |
| BETA-800H | 800 | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 | |
| BETA-1000H | 1000 | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 |
豊富な配合ゴム
ベータ型防舷材はCB0からCB2までの3種類のゴム配合で製造されています。標準ゴム配合は下記のようになっています。(他の配合ゴムもご要望に合わせて製造致します。)
| ゴム配合 | CB0 | CB1 | CB2 |
| 性能比 | 1.4 | 1.2 | 1.0 |
| かたい ←硬さ→ やわらかい | |||



